四点セット
SYSTEM
中絶薬RU486(北京紫竹),49日間妊娠を中止する,成功率は90%~95%
優生学的見地にたつ人工妊娠中絶について
優生学:不良な遺伝子を持つ者を排除し、優良な国民のみを残して繁栄させるという思想。ナチスドイツがユダヤ人、その他の民族、障害者の排除 (堕胎、不妊手術、安楽死等による) の正当化に利用したことは有名。日本では、戦後の優生保護法の成立とともに本格化した。特に、障害者の生を支えることを家族から国家の手に移すべきだとする福祉政策の充実の推進者が、しばしば同時に優生政策を主張してきた。 ハンセン病訴訟:らい予防法 (1953年制定、'96年廃止) と優生保護法によりハンセン病患者は強制的に隔離され、堕胎や嬰児殺を受けてきた。2001年5月11日、熊本地裁は「1943年に開発された治療薬やらい菌の伝染力の弱さから、らい予防法制定時から隔離政策は人権侵害で違憲」と国に18億円の賠償を命じ、5月23日、小泉首相は控訴断念を決断。 今日、ヒトゲノム研究の発展により、疾病や障害の根治的な遺伝子治療が可能となりつつある。一方で障害の検出法の発展により、胎児の選別を行う優生学の再来を懸念する声もある。 両親の遺伝子が正常でも突然変異や染色体異常などの先天異常が起こる可能性がある。 例) ダウン症候群 (21トリソミー:特異な顔貌。しばしば精神発育遅滞、先天性心疾患を伴う) :発生率は母体年齢と相関。30歳で1/700、40歳で1/100。 母体血清マーカー検査 (トリプルマーカー検査) :α-fetoprotein、hCG、estriolの血中濃度より胎児がダウン症候群である確率を計算。確率が高くてもほとんどの胎児は健常で、確率が低くてもダウン症候群である場合がある。妊婦に十分な説明なく手軽に行われ、結果から妊婦に誤解や不安を与えることが問題視されている。この結果による中絶も少なくない。 妊婦の風疹:先天性風疹症候群 (白内障、心奇形、難聴を伴う。知能障害も多い) になる可能性があり、風疹流行の年には中絶が数千件増える。実際の胎児の風疹感染率は20%程度。 胎児期の検査 受精卵 (体外受精の場合) :染色体・DNA分析→染色体異常、遺伝子病 (代謝異常など) を診断:中絶目的 (産科婦人科学会未承認)。 妊娠8〜22週:絨毛採取・羊水穿刺 (いずれも流産の危険):染色体・DNA・生化学的検査→染色体異常、遺伝子病を診断:中絶目的。 妊娠22〜40週:羊水穿刺、超音波・X線・MRI検査→奇形等を診断:出生後のケア目的。
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